心に問いかけたことの答えが、人生の中で得られます。
この「心への問いかけ」は願望を叶える上でも、精神成長を目指す上でも、あらゆる場面で有効な普遍性の高い方法です。
ただ、答えが得られるにも関わらず、心への問いかけをしていないがゆえに、より良い答えが得られていないことが多いです。
今回の記事では、心への問いかけの方法についてお伝えいたします。
より良い答えが”求めた人間”に与えられる人生の仕組み
人間は自由意志が尊重された上で導かれています。
そのため、自らより良い答えを求めない内に、人生が先回りしてより良い答えを明かしてくれることはほぼありません。
心への問いかけは、人生に対してより良い答えを求める方法の一つです。
また、心への問いかけに対する答えは、人生上の出来事を通じて得られるようになっています。
その出来事は心への問いかけをしなければ起こらないものであり、すなわち、心への問いかけには未来の出来事を左右するほどの力があるのが事実だと思います。
心への問いかけの具体的な方法
その方法は簡単です。
より良い生き方をしたいと思っている場合、「より良い生き方をするためにどうしたら良いか?」という言葉を心の中で念じるだけです。
こうしたおおざっぱな質問であっても、多くの場合、人生は出来事を通じて答えてくれます。
このような心への問いかけを1日1回~数回していくのみで大丈夫だと思います。
すると、自身にとっての良い生き方に繋がるような出来事が起こっていきます。
カルマ(自我)による制限上、すぐには得られないことも多いのですが、長期的に観ると高い確率で答えが得られるでしょう。
この場合、どのような出来事を通じて答えが示されるかの一例をお伝えいたします。
- たまたま入った書店で、ふと目にした本の表紙に異様な関心を持つ
- たまたま観たテレビドラマの主人公が自身と同じような行動をして失敗している
- ネットで検索をしている際に日頃の悩みにバッチリはまるような内容が書いてある
- 周囲の人から意見をもらう(受け入れにくい反対意見である場合も多い)
など様々です。
心への問いかけはより具体的なものでも大丈夫だと思います。
取り組んでいる何かの成果をより上げたい場合では、「〇〇(取り組む対象)をもっとも良い形で成功させるためにどうしたらいいか?」といった言葉を心で念じるのも良いでしょう。
ただ、心への問いかけでは、より良い答えが得られやすい場合、そうでない場合があります。
より良い答えが得られやすい場合
他の人への貢献に繋がるようなテーマ・絶対的価値が高いテーマを対象にした心への問いかけは、より良い答えが得られやすいです。
前者の場合ですと、「今日、出会う人をより幸せにするためにどうしたらよいか?」「〇〇(家族)をより喜ばせるために何をするのが良いだろうか?」といったものです。
人生は主に人間を精神成長へと導くことを重要視しており、そのために、他者への貢献が必須です。
それがゆえに、他者への貢献につながるような心への問いかけの方がより良い答えが得られやすいでしょう。
次に、絶対的価値が高いテーマについてです。
「お金を沢山得ること」と「思考力」であれば、絶対的価値が高いのは思考力を高めることです。
なぜかというと、因果関係上、思考力の向上は、お金を沢山得ることに繋がるからです。
さらに思考力の場合ですと、経済面だけではなく、あらゆる分野にて価値を発揮するため、絶対的価値が高いテーマとなっています。
そのため、「より収入を得るためにどうしたら良いか?」といった心への問いかけよりも、『より思考力を高めるためにどうしたらよいか?』といった心への問いかけの方が、より良い答えが得られやすいです。
特に、人によっては高い収入を得ることが精神成長に繋がらないケースも多いため、こうした、絶対的価値の高いテーマ(分野を超えて力を発揮するテーマ)に関する心への問いかけの方が、より良い答えが得られやすいでしょう。
思考力以外であれば、コミュニケーション力なども絶対的価値の高いテーマだと思います。
他には、人の態度に振り回されない心の強さ、や、お金が幸福度に影響しない心なども絶対的価値が高いので、こられを求めるのも良いように思います。
逆に、より良い答えが得られにくい場合についてお伝えいたします。
より良い答えが得られにくい場合(カルマ上の制限がある場合)
毎月、金銭面で、生活がギリギリだったとします。
この場合、仮に、お金を浪費しがちな性質(自我・カルマ)を改善させるべく人生に導かれている場合、「収入を上げるためにどうしたら良いか?」といった心への問いかけは、より良い答えが得られにくいです。
(おそらく、大部分の人にとってこのような問いかけは有効ではないでしょう)
この場合ですと、『節約をより楽しくやるためにどうしたら良いか?』といった、人生の流れに沿った心への問いかけの方が良いと思います。
このように、自身の精神的欠点(カルマ)しだいではより良い答えが得られにくい場合は多々あります。
ただ、自身の精神的欠点の把握は難しいことだと思いますので、基本的には、他者への貢献に繋がるテーマ・絶対的価値の高いテーマを中心に、心への問いかけを行うと良い答えが得られることが多いのではと考えています。
以下の記事では、今回の記事と関連して「瞑想と心への問いかけはセットで行う方が良い」という内容でお伝えしています。