偏見(カルマ)を解消するほどに潜在意識からの情報が得られます。
人間の全てが潜在意識という膨大な情報庫のようなものと繋がっており、その情報庫にはあらゆる情報があります。
しかし、潜在意識から情報が入ってくるのを妨げるものがあり、それが、『偏見』です。
(偏見については、こちらの記事でも解説しております)
人間は本来、偏見さえ無ければ、必要に応じて潜在意識からの知恵を得る事ができ、本などを読まずとも様々な事を知る事ができます。
この記事では、潜在意識からの知恵が偏見により阻まれる際の原理・潜在意識の知恵を得る方法についてお伝えいたします。
潜在意識からの情報が偏見により阻まれる際の原理
結論からお伝えすると、真実と乖離した思い込みがあるゆえに潜在意識からの情報を受け取れなくなっています。
また、真実と乖離した思い込みの事を偏見としています。
例えば、殺人事件がテレビのニュースで報道されたとします。
そこで容疑者の名前と顔写真が出ます。
しかし、真実は冤罪(その容疑者は無実の罪)であった場合、その容疑者に対する憎しみの気持ちは、真実(潜在意識)から離れた自我によるものということになります。
すると、このニュースのような、真実から離れた情報に対して反応すればするほど、自身は真実から遠ざかり、潜在意識からの情報が得られにくい自我を作っています。
本来、テレビの内容が正しいかどうかなど、1視聴者である自分には分かりません。
しかし、テレビの内容を正しいものとして観てしまうのは「大多数が認める権威に対する盲信(偏見)」があるからであり、すなわち、これがある内はその範囲において潜在意識の知恵が得られないということになるでしょう。
(権威に対する盲信は肉体的本能による部分もありますが、いずれにしろ、その本能に従う限りは潜在意識からの知恵が入りにくくなってしまいます)
このように、真実と乖離した思い込みが原因となり、潜在意識からの知恵が得られにくくなっています。
ただ、実際の所、殺人事件の犯人の真相については、大体において知らない方が良い理由が多く、潜在意識からの知恵が得られる部分は少ないです。
なぜかというと、事件に関わる人達のカルマ解消のプロセスを大幅に阻害するほどの情報は潜在意識から得られないためです。
しかし、テレビの情報をそのまま正しいものとしてしまう態度自体は、本来、潜在意識からの知恵が得られる局面においても得られなくしてしまう結果につながるでしょう。
では、どのようにしたら良いのか?について下記でお伝えしていきます。
明白な根拠が無いことは「本当の所は分からない」という姿勢を貫く
テレビのニュース・本の知識・ネットの情報・人の噂話・あらゆる外的な情報に対して、極力、「本当の所は分からない」という姿勢を貫くことが大切です。
(自身が持つ、人に対する先入観なども同様です)
上の項でもお伝えした通り、自身が確かめようのない情報に対して「真実だ」という態度をするということは、真実からかけ離れた自我をつくることになり、潜在意識からの知恵を受けにくくしてしまうからです。
潜在意識(真実)からすれば、多くの場合、その態度は正解です。
そのため、不要な偏見をつくらない分だけ、必要に応じて潜在意識からの知恵が入ってきます。
外的な情報に頼らずとも、心の内側から情報が得られることが増えていきます。
また、他者の意見を参考にする素直さなども得られ、情報を確かめながら着実に人生の成功へと進むことができます。
根拠の無い悪口などを言わないよう気を付ける
より真実を知り、真実に沿った生き方をしたいのであれば、テレビの人物・周囲の人などに対し、根拠の無い悪口を言わないように気を付けた方が良いでしょう。
真実から乖離した偏見(自我)が増えるほど、「真相を知る事ができない事による苦労」を多く乗り越える必要が出てきます。ただ、それらは無駄なものではなく、乗り越えた時には多くのものが得られるとは思いますが、辛く厳しいものになるでしょう。
真実を知ることができる知性は、真実を基にした行動習慣により得ていくのだと思います。