人間は精神成長をするほど今の知識が通用しなくなる速度が上がっていきます。
これは仕事・恋愛・健康、あらゆる分野に共通することです。

僕は、このプロセスを「知識からの脱却」と呼んでいます。

一般的には、何か知識を得て、その知識により安泰な暮らしを続けることができるなら、それは勝ち組であり、幸せだと考えられています。

しかし、カルマの法則においてはそうではありません。

今回の記事では、知識からの脱却のプロセスについてお伝えしていきます。

今ある知識を捨てることで、もっと価値のある知識を得る

一つの知識で成功し続けてしまうのであれば、人間は、その知識に囚われてしまうでしょう。
いわゆる知識の奴隷となってしまっていると言っても過言ではありません。

本来ならば、人間は状況に合わせて知識を生むことができる存在です。

それゆえに、知識に囚われていることがあれば、精神成長(カルマ解消)の速度が上がるほどにその知識から脱却するための出来事が引き起こされます。

例えば、「毎日、笑顔でいれば幸せになれる」という知識を得ました。
すると、初めの方はその知識(笑顔)により良いことが多くあったのですが、しだいに、笑顔でいるゆえに人から軽く見られることが増えてきました。
すると、その人は本などを読み、「自己主張をする力が大切」という知識を得ました。
そして、長い期間をかけて自己主張が当たり前にできるようになりました。
しかし、次は、自身が自己主張をし過ぎて、他の人が言いたいことを言えないようになってしまい…..

といった形で、知識からの脱却を延々としつつ、様々な知識をバランスよく使えるようになっていっています。

他の例では、日本料理の知識に拘っている料理人であれば、日本料理だけを続けていたら行き詰まる機会がやってくるでしょう。さらには、料理人としての知識(料理人である自分)に囚われていた場合、料理人として行き詰まる機会がやってくるでしょう。
精神成長(カルマ解消)をすればするほど、” 行き詰まるまで ”の速度は上がっていきます。
そして、今までの知識以上に絶対的価値の高い何かを掴むことになるでしょう。

その「絶対的価値の高い何か」とはなんでしょうか?

あらゆる状況に対応できる知性と精神の強さ

一つの知識で成功していると人間は、「この繁栄が崩れてしまったらどうしよう…」と臆病さが出てきます。
80年ほどの人生で判断するのであれば、その知識で成功を続けられれば勝ち逃げのように思えますが、人間は数万年以上生きる存在です。

そのため、ピンチに陥る事や失敗を恐れる臆病さが残っている内は、多くの価値を得ている状態ではありません。
というのも、失敗を恐れない心・繁栄が崩れても問題ないと思える心などの方が、比較にならないほど価値があるからです。

そのため、この人生においては、何か一つの知識や答えに囚われることがあれば、それが通用しなくなることによって、「失敗を恐れない心」「繁栄が崩れても問題無いと思える心」を少しでも養えるように導かれていきます。

一般的には、人生の中でずっと挫折続きだった人を不遇と観ることが多いのですが、死後の世界まで含めた遥か長期の生という基準で観た際には、この世で繁栄していた人よりも、遥かに恵まれているということが非常に多いです。

ちなみに、知識からの脱却の速さは「その知識の普遍性の高さ」にもよります。

普遍性の高い知識であるほどに脱却まで時間がかかる

広く通用する知識ほど(普遍性が高い知識ほど)脱却までは時間がかかります。
その一方、狭い範囲でしか通用しない知識(普遍性が低い知識)ほどに脱却は速いです。

つまり、狭い範囲でしか通用しない知識は精神成長をするほどに破られ、結果的に、広い範囲で通用する知識(普遍性の高い知識)が自身に残っていくということになります。

普遍性が低い知識が通用しなくなる過程はとても辛いものなのですが、その困難の中で、より一層、普遍性の高い知識が身に着くように導かれていくでしょう。

その結果、不要な知識に惑わされることがなくなり、現実に対してより良く対応できるようになります。

以下の記事では、今回の記事に関連して「盲信を解消するための原理」についてお伝えしています。