カルマ解消(精神成長)に苦労は必須ではありません。

カルマの法則というと「過去の行為に応じた困難を経験することで、カルマが解消されていく」という認識が一般的だと思います。

実質的に、上記は正しい面もありますが、カルマは困難を経験する以上に、より真実を知ろうとすることにより解消されていきます。

今回の記事では、カルマ解消のプロセスを詳細にお伝えしていきます。

カルマとは、「真実を観えなくする無知な自我」

誰かに対して不当な悪口を言い、自身が悪口を言われるケースを例にします。

自身が相手のことを良く知らないのに相手の悪口を言った場合ですと、「根拠もなく物事を判断してしまう自我」などがより強まる・より分厚くなるでしょう。
そして、根拠もなく物事を判断してしまう事によって様々な損をする中でカルマは解消されていきます。
その過程では自身が人から悪口を言われることもあるでしょう。

このように、他者への行為の質に合わせた自我がつくられ、その自我による結果を受け取るのがカルマ解消のプロセスです。

しかし、これだけが続くとしたら、人間は無知ゆえの行いにより、無知な自我を作ってしまう無限ループに入ってしまうように思えます。
困難を経験することでのみカルマが解消されるのであれば、人間は延々と同じことの繰り返しになってしまいます。

実際はそうではなく、真実を知ろうとすることにより、この負のループを脱却する(真の意味でカルマを解消する)ことができます。

真実を知ろうとすることでカルマ解消を行う

他者に不当な悪口を言ったことで「根拠もなく物事を判断する自我」が出来たとして、その自我による困難は真実に気付くために引き起こされています。

一例として、人が自分のために何かしてくれようとしたのを、早とちりにより咎めてしまい、その人との関係が悪化した場合などがあります。
これは、根拠もなく物事を判断する傾向による困難ですが、この経験を元に、《根拠もない内に相手に何かを言うのは止めた方がいい》としっかり認識できたのであれば、それは「根拠に基づいた行動が大切」という一つの真実を知った事になります。

すると、それ以上の困難は起こる必要も無いし、そもそも根拠に基づいた行動をするのですから、以前のような困難は起こらなくなってくるでしょう。

この場合であれば、根拠の無い思考が湧いた時に「自分の考えには根拠が無い。だから、本当の所は分からない」としておき、相手の行動などをよく見るなどして、真実を知ろうとすることによりカルマが解消されています。

このように、人間には真実とは違う考えを持ちやすい部分が存在しており、それらがカルマであり、無知であり、精神的欠点となっています。

ゆえに、真実をベースに物事を考えようとすることにより、カルマを解消していく事が可能です。

無知(カルマ)はあらゆる部分に存在しています。

常識的な考え方にも無知が隠されている

「人のためにお金を使い尽くしてしまえば困窮するだけだ」と考えるのは一般的だと思います。
ただ、それを確かめたわけではないのであれば、そこには必ず、無知があり、真実との乖離があるでしょう。
(仮に、困窮するのが真実であったとしても、どの程度やったら困窮するのかまでは分からない状態)

この場合ですと、まだ思い込みの段階であり、この思い込みのままに行動する限りは「思い込みをベースに行動する自我」の生成は続くことになります。
すると、思い込みによる損などは起こり続ける結果になるでしょう。

そのため、思い込みと思われる部分があれば、「思い込みに囚われないようにする(本当の所は分からない、という姿勢を保つ)」あるいは、「自身の思い込みが真実かどうかを確かめる」といった事が大切になり、それはカルマ解消に繋がっています。

もちろん、真実を確かめることにより物的な意味で失敗などを経験する事もありますが、真実を知るための失敗に対してはカルマの法則によるフォローがあります。

カルマの法則による「真実を知るための失敗」に対するフォロー

僕の実際の事例でお伝えすると、何かの待ち合わせの時間に遅れそうな時、慌てそうな所を、あえてその気持ちを鎮めてゆっくりと行動するようにしました。
すると、なぜか、電車の乗り継ぎが想像以上に良くて間に合ったばかりか、相手の方が遅れてきていた事が頻繁にありました。
実際は遅れないばかりか、さらには、慌てる必要は無かった事までカルマの法則に教えられた事になるでしょう。

ただ、これは遅刻するクセのある人には当てはまりません。
元々、僕は待ち合わせの1時間前ぐらいから現地に行ってしまうほど、遅刻に対する恐れが強い精神的欠点があります。
そのため、僕の場合ですと、時間に遅れる事に対する恐れを克服する事が良いとカルマの法則から判断されていて、それゆえに、恐れを克服する行動に対してフォローが入った形でしょう。

そのため、人それぞれが持つ感情の絡む思い込みによって、どの行動に対してカルマの法則のフォローが入るかは変わってくると思います。
遅刻するクセのある人であれば、出発間近に「あれをやっておこう」「まだ間に合うだろう」など、現在の自我の傾向による考えを自制して、時間に間に合うように行く事の方が真実を知ることに繋がり、カルマの法則によるフォローが入る事になると思います。

おおよその目安ですが、「強い恐れ」「怠惰な気持ち」「傲慢な気持ち」などがその行動に絡んでいる場合、それをしないように自制する事で真実を知ることができ、また、カルマの法則によるフォローが入りやすいと考えています。

ちなみに、この記事に関連して、以下の記事でも感情のコントロールによるカルマ解消について解説しています。

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