優しさは知性であり、賢い行動につながります。
人間が持つ優しさは「カルマの法則に対する無意識の理解」でもあります。
そのため、良心による行いをすればするほど、長期的に良い結果になっていくでしょう。
今回は優しさの真の価値についてお伝えいたします。
優しさの価値は自分にとっても大きい
カルマの法則を一言で解説するなら、人にした事が自分に返ってくる法則です。
それゆえに、優しさの価値は「長期的な幸せを得る」という意味で、非常に大きいと言えるでしょう。
なぜなら、自身が人に優しくできた分、世界が自身に対して優しくしてくれるからです。
また、優しさを持つ人であるほど、自身の価値観と違う人間とも付き合えます。
そして、自身と価値観の違う人からの意見なども参考にすることができるでしょう。
さらに、優しさを持つ人であるほど、他の誰かや世界に何かの問題があった時に、その問題を解消するために動くことができるでしょう。
結果的に、世界のためになれるような才能なりが得られるでしょう。
と、このように、優しさの価値は非常に大きなものです。
まさに知性といっても良いほどに、優しい心があるだけで賢い行動を自然と取れるようになっています。
なお、僕の場合では、知能と知性を使い分けるようにしています。
知能は自分を中心に考える・知性(優しさ)は世界を中心に考える
IQの高い人でも賢い行動が取れるとは限りません。
むしろ、IQが高いゆえに愚かな行動を取ってしまうことも多々あるのです。
自身の知能を鼻にかけて人を見下してしまったり、知能を使って詐欺行為をしてしまったり、相手や自身の両者にとって良くない行動をしてしまうことがあります。
知能というのは自身の利益をもっと多く取れるように働くことが多く、その扱いは知性(優しさ)が無ければかなり難しいものです。
優しさ無き知能は身を滅ぼすことにも繋がるでしょう。
その一方、知性(優しさ)にはこれといった弊害が無く、自身が意図せずとも、無自覚に長期的に賢い行動を取ろうとしますので、まさに「性質そのものが知的になる」という意味で、知性といっても良いものだと考えています。
優しさを頼りないイメージで捉える人は多いと思いますが、その実、優しさは、賢さが伴うようなパワフルな概念だと思います。
次は、自身の優しさ(知性)を増すための方法についてです。
知能では理解できないような善行をする
知能とは常に保身を図るものですが、その知能では理解できないような善行をするほどに、優しさは育っていきます。
自身のお金を人に無償で役立てる行為(寄付)などはその一つだと思います。
なぜ、知能では理解できないような善行をすると、優しさは育つのでしょうか?
これは子供の成長過程を観ると分かると思います。
子供が社会で生活するための知恵を獲得する際に「集団の中での立ち振る舞い」を学ぶことになります。
例えば、保育園などで、みんなで使うおもちゃがあるとして、なぜ、自分がそれを独り占めしてはいけないか?というのは、初めの時点では分かりません。
しかし、実際に、その時の知能では分からないなりに、おもちゃを人に譲ってあげたりすることで、相手から優しくしてもらえたり、仲良く楽しく遊べることが分かっていきます。
その結果、自身の知能では理解できない善行(おもちゃを人に譲ってあげたこと)により、もっと深い真実を知ることができたということです。
大人も同様です。
自身の知能からすれば明らかに損を思えるような善行を集中的にやってみると、自身に対する世界の働き(カルマの法則)から、より深い真実を知ることができるようになっています。
また、知能を中心とした自我(地球人的自我)が解消され、優しさに満ちた大きな自我による知性をさらに得ることにも繋がっているでしょう。