買い物に対してもカルマの法則は作用しています。
そのため、買い物の際の心構えしだいで、より大きく成長できる事もあれば、逆に、今のまま停滞してしまう事もあります。
それで、今回、テーマとするのは「安いから買う」という行為についてです。
これは高い確率で未来に損をすることになるでしょう。
(※その買い物の動機次第なのですが)
なぜ、値引き品を「安いから買う」のはカルマ上、損なのか?
人間は一回の行動ごとに自我(カルマ)を作りだしています。
そして、その自我は未来に解消されていきます。
安いから買う、という動機で、《本当はやる必要がないのにお金のためにやる》ということをしてしまうと、その行為は、お金のために歪んだ判断をしてしまう性質を自身に作ってしまいます。
すると、人生上において、お金による判断ミスが増えていくでしょう。
そのため、値引き品などを安いから買うのは、結果的に得にはならないと思います。
具体的にどのような判断ミスが増えてしまうのでしょうか。
例えば、下記のようなものです。
- お金により仕事を選び、判断を誤る
- 金額が安い物を不要に買い込む
- お金のために、やりたくない事・不要なことをしてしまう
- お金のために悪いことをしてしまう
- 所有欲が増し、貧困に対し過剰に恐れやすくなる
このように様々な形で、未来に良くない行動を生むのですが、その問題の核となるのは「お金に振り回される性質」が作られていることです。
本来はお金と分けて考えた方が良いことに対して、お金と関連づけて考えてしまうために、道理に適った判断がしづらい状態になってしまうのです。
例えると、テニスの試合で観客を喜ばすためにボールでは無く観客の方を向いているような状態です。
観るべきは相手選手やボールであるのと同様に、本来、僕達の人生において観るべきはお金ではありません。
このように、お金により歪んだ判断をしてしまう性質が身に付くと、本当に大切なことが見えづらくなってしまいがちです。
では、ここで言う「本当に大切なこと」とは何でしょうか?
本当に大切なこと=長期的に良い結果になること
そもそも、なぜ、安いからという理由で物を買わない方が良いのかと言うと、その値段以上に損をするからだと思います。
長期的に良い結果にならないから良くないのでして、僕の場合では、その逆に、長期的に良い結果になる判断は良いものとしています。
ですので、ここで言う大切な事とは、長期的に良い結果になることです。
それで、お金に囚われた自我(カルマ)を負うと問題になるのは、お金よりも上位にある概念が見えにくくなるからだと思います。
例えば、お金が欲しい場合においては、「そのお金をくれる人達に対する貢献」などが一段上位にある概念だと思います。
しかし、お金ばかりに囚われた自我がつくられていると、お金をくれる人達に対する貢献がしづらくなってしまうのです。
さらには、もっと高い概念である、人の繋がり・思考力・コミュニケーション能力・カルマなどを良くする事に目を向けづらくなるでしょう。
その結果、枝葉末節に囚われ、根本的に人生が空回りしやすくなってしまうのです。
買い物一つとっても成長の機会
人間はどうしても知識を得ることで成長した気分になりがちですが、実際は、買い物すらも自身の成長に直結しています。
ですので、より良い自分になりたい場合は、買い物まで含めて良い行動を心がける方が望ましいのだと思います。
人間は資本主義の中にいる以上、お金の使い方しだいで、自身が及ぼす世界への影響は大きく変わります。
そして、世界に与えた影響しだいで、自身が受け取るものは変わるのでしょう。