今を生きるというのは現実に対応するという事だと考えています。
一般的に、今を生きるという言葉は「未来を心配するのではなく、今を楽しむ」という意味で言われる事が多いのですが、実際は、知識などに囚われることにより今を生きていない状態になっていることも多いです。
今回の記事では、今をより良く生きるための方法についてお伝えしていきます。
今を生きるというのは現実に対応するということ
恋人がいるとします。
その恋人を喜ばすために、ネットや本の知識を沢山仕入れて、様々なことをします。
その気持ち自体は恋人に伝わるかもしれませんが、その努力の多くは空回りすることになりがちです。
というのも、その人は、今、目の前にいるその恋人を観ていないからです。
これは今を生きていないということになります。
恋人に何をしたら喜ぶかというのは、当然、その恋人の表情や立ち振る舞いから情報を得ることによって分かるものでして、それをおろそかにした状態で外部から情報を得ていくと、まさに現実を観ていない(今を生きていない)状態になってしまいがちです。
これは、他に夫婦関係、同僚との関係、育児など、あらゆる人間関係に共通しています。
このように、「今を生きられるか?」というのは本質的には、現実に対応できるかどうか?という重要なテーマと関係しているでしょう。
他には、知識だけではなく、自身の価値観によっても今を生きていない(現実を生きていない)状態になりがちです。
自身の価値観ゆえに今を生きることができていない場合
自身の幼少期に着る服にも困ったがゆえに、人に対して、洋服をプレゼントし続ける人がいるとします。
その気持ち自体は相手に伝わるかもしれませんが、その努力の多くは空回りしがちです。
というのも、これは自身の価値観(経験)ゆえに、相手の反応を観ていないからです。
これは今を生きていない(現実に対応できていない)ということになるでしょう。
このように、自身の価値観を観ているがゆえに、今を生きていないということが起こり得ます。
この例と同様に、《自身の価値観と実際の現実とのズレ》によって、人間関係において多くの困難を経験している人は多いと思います。
では、今を生きる(現実に対応する)ために、どうすれば良いのでしょうか?
今を生きるための方法
もっとも大切なのは、「自身の知識や価値観」と「現実」は全く別の物であるという意識を強く持つことだと思います。
そのため、自身の知識や価値観を、本当にそうなのかな?と疑うことが大切になると思います。
そして、次には、情報断食(不要な情報をあまり得ないようにすること)などが大切になるでしょう。
というのも、不用意に情報を得つづけると、無自覚に今を生きていない状態・目の前の現象から情報が得られない状態になってくるからです。
ですので、日頃から、極力、情報を制限していくことが大切だと思います。
基本的には、不要な情報を制限できる度合いにあわせて、価値のある情報を目の前の現象から得られやすくなっていきます。
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