カルマの法則上、人生では価値の高い願いほど叶いやすいです。
そして、言葉にして心の中で日々願うだけでも、その願いは叶えられていきます。
おそらく、人間に与えられた大きな力(権利)の一つに願いの力があります。
ただ、この「価値の高い願いの基準」というテーマに関して、僕達、人間には理解しがたい面があります。
今回の記事では、叶いやすい価値のある願いについて書いていきます。
絶対的価値の高い願いとは?
何度か取り上げているこの絶対的価値というテーマ。
以下の記事でも解説させて頂いています。
それで、簡潔にお伝えすると、絶対的価値の高い願いであるほどに、それは叶いやすいです。
例えば、多くの人は大きな財産が手に入るように願うのですが、これは絶対的価値が低いものになります。
物質というのはそもそも絶対的価値が低く、一時的に財産が手に入っても他の精神面・金銭感覚において危うい状態になりやすいからです。
一時の財産を基に、人間のこの世・死後の何万年の生での繁栄を揺るがすほどの危険性があります。
しかし、財産と比較すると、お金を稼ぐ力そのものはそれよりも絶対的価値は高く、さらに言うと思考力は絶対的価値が高いものになります。
というのも、お金そのものと違って、思考力は分野問わずに力を発揮するものだからです。
また、そもそも、お金を得る過程でも思考力が重要である点からしてみても、大きな財産を望む以上に、思考力を得ることを望んだ方が因果関係にも合っていて、また実際に叶いやすくなっています。
上記にもありますが、因果関係に見合った願いというのが大切になるでしょう。
因果関係に見合った願いであるほどに、その願いが実際に日々の行動を変え、その結果、長期的な未来の繁栄を確かなものにしてくれます。
因果関係に見合った願いとは?
風が吹けば桶屋が儲かるという言葉があるように、風が吹く部分が因果関係の上にあたります。
そのため、ここの部分の絶対的価値が高く、また、人生は因果関係の理解を後押ししてくれますのでより叶いやすいのです。
それはどのような願いなのか?
例えば、孤独に弱い女性がいるとします。
すぐに彼氏をつくってはその彼に酷い目に合わされる事を繰り返していたとして、その女性は「優しくて頼りになる彼氏が欲しい」と願っています。
これはその女性にとっては絶対的価値の低い願いでしょう。
そのため、中々叶う方向にはいかないと思います。
この場合、下記のような願いの方が叶いやすいです。
- 孤独に強い人間になりたい
- 何事も他者責任にするのではなく自己責任で強く生きていきたい
- 人に振り回されない不動の心が欲しい
といったものです。
というのも、孤独に弱いがゆえにその女性は頼りになる男性を求めていて、また、それは間違いであるがゆえに、酷い目に合わせてくるような男性に出会っていたりします。
そのため、この場合ですと、孤独に強くなるための願いの方が叶いやすいのです。
頼りになる彼氏そのものよりも、孤独に強い自立した心の方が絶対的価値も高いでしょう。
そうした心は、あらゆる状況下での幸福や能力向上までも与えてくれるものです。
逆に、優しくて頼りになる彼氏と出会ってしまっては、より一層、自身の欠点は助長される結果になりがちです。
このように、絶対的価値の高い願いほど因果関係のトップにありますので、感情的視点では分かりづらいようになっています。
ただ、一度、それが何か分かってしまえば、それを願い続けさえすれば人生全体が大きく改善されていくでしょう。
しかし、これであると、優しいパートナーに恵まれないのではないか?
という気がしてくるのではないでしょうか?
絶対的価値の高い願いを叶えた方が、他の願いは叶いやすくなる
孤独に弱い女性の例を用いると、孤独に強い心を得た後の方が、この女性は優しくて頼りになる彼氏に出会いやすくなります。
(ただ、その頃には、頼りになる彼氏よりも、強い自分を受け入れてくれる優しい彼氏の方が相性が合うかもしれませんが)
このように、良い彼氏が出来ても良いような条件を整えることによって結果的に、良い彼氏が出来るということはよくあります。
自立心が育ち「もう、彼氏なんていいかな」と思った頃に出会うなどのケースでもよく観られます。
他には、浪費家ゆえにその浪費傾向を直すために金銭苦を経験している場合では、「より多くのお金が欲しい」よりも「節約を楽しめる心が欲しい」といった願いの方が因果関係に合っていて、絶対的価値が高いです。
そのため、節約を楽しめる心が得られた後の方が、より多くの収入が得られやすくなります。
このように絶対的価値の高い願いが叶うほどに、結果的に、様々な願望が叶うというのは頻繁にあるでしょう。
人間は願いによって自身の意識の向けどころが変わり、自動的に結果が変わっていきますので、価値の高い要素を探し出しそれが手に入るよう願うことが大切だと思います。