人生全体において「何もしないこと」(真の意味での瞑想)ほど有益なものはないでしょう。

一般的には、人生を変えるためにはただ行動しなさい、といった事を言う人が多いのですが、大部分の人にとっては、不要な行動をしない方が大切になると思います。

というのも、不要な行動をするほどに必要な行動ができなくなるからです。

今回の記事では、何もしないことの大切さについてお伝えいたします。

良くない行動をすると良い行動がしにくくなる

不要な行動をする度に、必要なことができなくなる流れが生じます。

具体例を挙げますと、例えば、人前で自慢話をします。
すると、その自慢話により、「自身が至らない場合に素直に人の意見を聞く」といった真に必要な行動ができなくなってしまう流れが生じるのです。

他には、誰かの前で見栄を張るといったことをします。
すると、「人に対する見栄の無い、自然な行動」といった真に必要な行動ができなくなりがちです。

これらは分かりやすい例ですが、あらゆる不要な行動には必要な行動をできなくさせる流れがセットになっています。
そのため、必要な行動をする以上に、不要な行動をしないことが大切になるでしょう。

次に、不要な行動を少なくするために大切なことをお伝えいたします。

何もしない時間を取ることの大切さ(真の意味での瞑想の価値)

結論からお伝えすると、行動の合間につねに「何もしない時間」を取るようにします。
むしろ、行動の優先順位はこの、何もしない時間を取る、ということに当てることが望ましいでしょう。
(これは大部分の人に通用する、普遍性の高い内容だと思います)

なお、何もしないというのは、椅子に座って目を瞑るといった、文字通り、何もしないような形が良いと思います。
ちなみに、この際、何も考えないようにする方が良いとは思いますが、それは必須ではありません。

その行動のイメージとしては、自動掃除機のルンバが掃除(行動)の後に、常に充電器(瞑想)に戻るようなものです。

このように、行動をする度に、何もしない時間を取るように意識づけます。
特に感情的に落ち着かない時ほどにこれができるのが理想です。

感情が落ち着かない時に、あえて、何もしない時間を取るように繰り返していくと、自身の感情を客観視できる自分が意識の中に生じてきます。

すると、何が良いのかというと、不要な行動をストップしやすくなるのです。

というのも、不要な行動には何らかの感情がつきものでして、その行動に何らかの強い感情が伴っていれば、それをストップしていけば自然と不要な行動をしないようにできます。

これらをやっていくと、不要な行動を防いだ分、自然と、必要な行動が生まれてくるのです。

また、人生には「その人にとって必要な物・出来事を引き起こしていく」という法則のようなものがあります。
(その法則を歪めているのが、人間の感情的な自我です)

そのため、感情から生じる不要な行動を防ぐだけで、後は何もしない意識でいるほどに必要なことは全部やれますし、必要な情報の全てが得られるようになっています。

何もしない力はあらゆる力に勝るほど大切(真の意味での瞑想はあらゆる力に勝る)

基本的に、どの力にも上下などは無いとは思います。
ただ、出来事を引き起こす因果関係上、上位にある概念というものがあります。

何もしない力というのはあらゆる出来事に影響を及ぼす、高次元の概念です。
そのため、何もしない力が増すほどに、多くの分野において賢い選択ができるのです。

人間のミスの多くが感情的な判断から生じるがゆえに、それらを防ぐ力が高まれば、人生全体における賢さが大きく上がります。

そのため、普段から何もしない時間を取ることに集中すれば、長期的に大きく報われることになるでしょう。

ちなみに、何もしない力があらゆる出来事に影響を及ぼす大きな理由がもう一つあります。

何もしない力が増すほどに様々な面で結果が出やすくなる

そもそも、人間の待つ力(何もしない力と同義)を向上させるために、様々な待つ機会が用意されています。
そのため、本当は上手くいくことでも、あえて失敗へと導かれたりすることで感情を自制する力が養われています。

しかし、今回の記事のように、それらの待つ力を自発的に磨いたらどうでしょうか。

待つ力を養うための失敗そのものが必要なくなり、様々なことが、スムーズに上手くいきやすくなるのです。
これが、何もしない力の向上があらゆる出来事に影響を及ぼす大きな理由です。

人生は人間に対して待つ力(何もしない力)の向上へと導いている

どの人の人生においても「待つ力」(何もしない力)が身に付くよう導かれています。
それゆえに、平等に様々な待つ機会が用意されています。

親の帰りを待つ・待ち合わせの時間まで待つ・合格発表まで待つ・投資した株式の値が上がるまで待つ….など、あらゆる待つ機会が用意されています。

そして、逆のパターンで、焦った時ほどにトラブルが頻発するのを経験したことは、誰もがあると思います。
急いでいる時ほど赤信号で止められたり、どこかに体をぶつけたり、用事ができたり、その他、不都合がことが起こったりなど。

これらは待つ力(感情を鎮める力)が何より大切であることを、人生がその都度、教えてくれているがゆえに起こる出来事です。