今回は人間持つ固有の使命について掘り下げて解説させて頂きます。
使命には世界全体への貢献という意義もあるのですが、
「過去の自分がしてきたことを清算する」
という意義もあります。
そのため、
今世において人間は、過去や前世における自分に似た人物の精神向上を助けることになります。
これが使命になりますね。
その道のりで精神進化を遂げることができ、また過去の解消が速く成される仕組みになっています。
例えば、
前世に我がままで人を振り回してきたのであれば、今世では我がままな人物と暮らすことになり、その面倒を看る人生を選択してきます。
それらの人を反面教師にする道のりの中で、自身は我がままな性質から脱却し、広い視野が得られることになります。
前回には、精神的欠点を克服する道のりで自然と取る行動が使命達成の道のりであるということを書かせて頂きました。
この場合であれば、
Aさんが我がままな性質を持つのであれば、
その欠点を克服するため、身近には、別の側面において我がままな人物Bさんが配置されます。
何らかの理由によりAさんは、Bさんの言うことを聴かなければいけない立場に置かれることになります。
しかし、Aさんが精神的欠点である”我がまま”から脱却するほどに、Bさんに対する「模範的な存在」になっていきます。
すると、Bさんに対しては、
Aさんを模範としなければいけない理由を分からせるための様々な出来事が摂理により起こされます。
その過程では、Bさんが手に入れられなかったものがAさんの手に入ったりするでしょう。
Bさんから見てAさんは上手に生きているように見え、学ばざるえない心境にさせられるようになっていきます。
これらの原理により、Aさんの精神的欠点が無くなるほどに、
過去の自分に似た性質を持つBさんを助けていく使命が達成されていきます。
また、仕事などでも人間は過去の自分に似た人物を助ける立場を取ることになります。
浪費家として失敗してきたのであれば、精神進化をするほどに浪費家な性質を持つ人の向上を助ける立場になっていくでしょう。
精神が繊細すぎて落ち込みやすかったのであれば、
精神進化を遂げるほどに繊細な性質を持つ人の向上を助ける立場になっていくでしょう。
人間には無限の前世があり、今世では無限にある前世でしてきたことを解消する機会が与えられています。
他者への貢献(使命の遂行)により、上記のことが成せるほどに大きな知性が獲得でき、
この世を去った後に落ちつく世界は素晴らしいものになりますね。
それがこの世を含めた霊界の仕組みとなっています。
(この世も霊的法則・摂理にのっとって運営されていますので、霊界と言っても差支えのないものです)